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コーチングとマネジメントの違いとは?

Sorry, this entry is only available in Japanese.

 

会社組織を円滑に動かしたり、成果を最大限に上げるために欠かせないコーチングやマネジメントという手法ですが、その具体的な違いを理解している人は意外と少ないのではないでしょうか?

どちらも人材を育成したり成果を上げるために欠かせない能力ですが、同じ意味合いで使われてしまうことが多かったりします。

この2つは、「似て非なるもの」であると同時に「融合させることも可能な能力」でもあるのです。

この記事では、そんな「コーチングとマネジメントの違い」について解説していきたいと思います。

 

コーチングとマネジメントの違い

スキルや経験、実績を重ねて役職者となっていくと、部下を育てたり指示を出しながら会社に利益をもたらす結果を出す必要があります。

その為に必要となってくるのが「コーチング能力」であり「マネジメント能力」なわけですが、まずは双方の内容を即理解して、違いを知ることが重要です。

 

コーチングとは?


コーチングとは、「特定の相手の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出して目標達成に向けてモチベーションを高めさせる能力」です。

立場的には「部下」ではありますが、コーチングを行う上での関係性は「1対1で対等に会話をしながら進めていく」というものとなります。

 

・相手を深く理解するためにしっかりと話を聞く「聞く技術」

1対1の会話を自分主導で進めていくのではなく、相手に考えさせ気づきを与えられるようにフォローをしていくことが求められます。

・相手の行動による結果だけを見て判断するのではなく、そのプロセスを大事にする「承認スキル」

上司として部下に接する際、どうしても結果という部分を注視しがちですが、コーチングをする際は結果ではなく、そのプロセスを注視することが重要です。

・相手が考え答えを導きやすくするための「質問スキル」

 

コーチングは相手の自主性を引き出す目的があるので、考え、答えを導き出せるような質問をする必要があります。

 

コーチングを行うことのメリット

コーチングは、上司が指示をしてその通りに仕事をこなし成果を上げるのではなく、相手(部下)自身が自らの考えによって行動を変えていくことができるようになります。

要するに、「自ら考え、成果を出す上で最善の選択肢を導き出して行動することができる」のです。

自信が付くだけではなく、成果自体にも結び付きやすいというメリットがあります。

コーチングが上手くいっていると、会社内のコミュニケーションが必然的に活発化され、組織自体の生産性も向上していきます。

 

マネジメントとは?

マネジメントとは、「会社組織の目標を達成するために部下を管理したり指導する能力」です。

自ら積極的にリーダーシップを発揮し、部下の成果を出す為の行動を管理、指導していきます。

 

・分析力や解決能力

会社や部署といった組織が成果を上げる為の課題をしっかりと分析し、そのためにはどうすれば良いかを判断する能力が必要です。

そして、そのために部下にどのように動いてもらうべきかを的確に指示をすることが求められます。

 

・プロジェクト管理能力

目標(ゴール)に向かって組織として動いていくのに必要な「労働力や必要なモノ、お金」などを頭に入れながら、「誰に、何を、いつまでに」完遂させるのかといったプロジェクトを管理する能力が必要となります。

この能力が低いと、組織としての歯車が狂い、成果を出すことが不可能となってしまうでしょう。

 

・フィードバック能力や評価する能力

視野が狭く各社員がどのような動きをしているか把握できないでいると、組織全体をスムーズに動かしていくことができません。
各社員動きに対して定期的な「フィードバック」や「評価」を行い、各社員のやる気やスキルを変化させていくことが可能で、それが結果的に組織の成果へと結びついていきます。

 

マネジメントを行うことのメリット

組織のマネジメントを行うことで、「持続的な発展」をすることが可能となります。

常に社員全員が同じ目標に向かい動くことができ、多少のイレギュラーが発生しても容易に軌道修正させていくことが可能となります。

また、マネジメントが徹底できれば、業務効率も上がり、生産性を最大化させることができます。

 

コーチングとマネジメントを融合させる「コーチング型マネジメント」

現代は非常に時代の変化が激しくなっています。

あらゆるモノやサービスが急速に変化していき、働く人たちのスキルもまた変化し続けています。

そして、それは組織を束ねる管理者たちにとっても同じです。

「マネジメント」で組織を動かしていた人たちも、積極的に「コーチング」を活用するようになってきたのです。

いわゆる「コーチング型マネジメント」というものです。

やり方や価値観を統一するだけでなく、一人一人の可能性や個性を最大限に引き出すという手法が必要不可欠となってきています。

 

この流れは今後更に進んでいくはずなので、現在の管理者はもちろん、今後組織の中で管理者として働く人は身に付けておくべき能力だと言えるでしょう。

 

コーチングとマネジメントの違い まとめ

 

今回は、「コーチングとマネジメントの違い」について解説してきました。

 

・コーチングとは、「特定の相手の自主性を促し、能力や可能性を最大限に引き出して目標達成に向けてモチベーションを高めさせる能力

・マネジメントとは、「会社組織の目標を達成するために部下を管理したり指導する能力

・時代はこの2つを融合させた「コーチング型マネジメント能力」が必須となってきている

 

多種多様な考えや個性を尊重する現代では、コーチング能力は非常に重要です。

ぜひある程度の時間を確保し、じっくりと勉強する機会を作ってみてはいかがでしょうか?

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